東京国際フォーラム ホールAで開催。
22日(土)の昼夜通しで見てきました。
昼の部の先陣を切るのは
「松居慶子スペシャルバンド」。
私は全く聴いたことがないのですが,アメリカでは評価が
高いそうですね。
「コンテンポラリージャズ」やら「スムースジャズ」などの
言葉がチラシにありますが,そういう区別というのはもう
一つ私にはよくわかりません。
なにしろ,自分の世界をきっちり作り上げていっていると
いうのはよくわかりました。
そこは好感が持てましたが,私がとやかく言う音楽では
ないようです(笑)。
共演のミュージシャンは南アフリカ,アメリカ,ブラジルと,
国際色豊かであります。
次。
「Lee Ritenour starring Alex Acuna,Patrice Rushen,
Brian Bromberg and Special Guest Bill Evans」。
昼の部のトリかと思っていたのですが,2番目に登場。
キーボードがJohn Beasleyの予定だったのが,Patrice
Rushenに変更になったんですね。
まあなにしろ凄いメンバーでして。
それぞれが超絶テクニックを持ってますし,また技巧だけ
に走るのではなく,遊び心もあります。流石の演奏であり
ました。
パトリシュ・ラッシェンが入ったこともあってか,彼女の
ヒット曲で,映画「Men in Black」でも使われた「Forget
Me Not」もやる大サービス。
私,ビル・エヴァンスを生で見るのは初めてなのですが,
要所要所で凄まじいプレイを見せてくれました。
ビル・エヴァンスと言えば,マイルスバンドにいたことでも
知られておりますが,そのバンドに入る時のエピソードが
忘れられません。
マイルスがサックス奏者を探していると聞き,電話をかけ
たと。
そしたらマイルスが,「お前はジョン・コルトレーンより上手
いのか?」と(笑)。
「それはどうかわかりませんが,最善を尽くします」と答え
たそうで。
幸い採用された訳ですが,ビル・エヴァンスも勇気ありま
すよね(笑)。
またベースのブライアン・ブロンバーグ。
いやー,凄かった。
もうなんだかわからないぐらいのプレイで。
マーカス・ミラーとスタンリー・ジョーダンとミロスラフ・ヴィト
ウズをごちゃまぜにしたみたいな(笑)。
でまたぐいぐいきましてね。
こんな凄い人だとは知らなかった。勉強になりました。
アレックス・アクーニャはコロコロでした(笑)。凄い元気。
ベテランの腕の冴えが光る見事なステージでした。
アンコールは「Rio Funk」(笑)。こてこてですな。
「Bob James Band featuring Dave McMurray & DJ Rob
Swift」。
あまりよく憶えてません。
ボブ・ジェームズの曲をやるのですが,何故かDJが入り
まして,なんだかよくわからない。
ターンテーブルの曲芸みたいなことをやってました。
まあ古いヤツほど新しいものを欲しがるのでしょう。
最後は松居慶子さんも参加。
前のステージとは違う真っ赤なドレスで登場。
ボブ・ジェームスと連弾している様子は,おじいちゃんと
孫のようで微笑ましいものがありました。
昼の部最後は
「Eric Benet with Michael Paulo Band」。
全然知らない人たちなのですが。
エリック・べネイが歌の人なのですが,上手いですねえ。
この人。
まあだから来るんでしょうが。
マイケル・パウロはサックスなのですが,この人も上手。
ハワイ出身だと言ってましたね。日系のハーフだと。
このサックスが虫みたいにステージを動き回って,なか
なか激しい舞台になりました。
12:00にスタートして,16:30頃終了。
夜の部まで2時間ほどありますので,国際フォーラムを
出て,隣の東京ビルに行き,地下にある「Belgian Beer
Cafe」でビール注入と食事。
[URL]
ベルギーのビールを取り揃えてまして。
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