好きな人にはたまらない店でしょうな。
料理もなかなかでしたね。
ムール貝の蒸し煮も気取ってお皿にちょびっとではなく,
大きな鍋にがさっとたっぷり出す。
ああでなくてはいけない。
店のサービスもなかなかのものです。
食いかけのムールが冷めているのを「温めなおしましょう
か」とか。
鶏の半身を蒸したものも,できたのをまず持ってきて見せ
てから「切り分けましょうか」と。
大したもんです。
そんなに馬鹿高くもないです。
あの店は使える。
18:30,夜の部スタート。
トップは
「The Benny Golson Quartet」。
「The」ですからね(笑)。
いやー,生のベニー・ゴルソンを見られるとは思いません
でした。
チケットを取った時はクレジットされてなかったんですよ。
後に出演が決まって,これは嬉しかった。
この人の曲は私も学生時代にやりましたからねえ。
メンバーは全部憶えてないのですが,ベースはBuster
Williams。
ステージに登場して開口一番。
「My name is Dexter Gordon.Oh! No No! Benny Golson.」
お約束のギャグなのでしょうか(笑)。
昔サラ・ヴォーンも「エラ・フィッツジェラルドです」ってやっ
てましたが(笑)。
「ベニー・ゴルソンと言えば」と問うて出てくる曲はほとん
どやりました。
「Whisper Not」「I Remember Clifford」「Along Came Be
tty」と。
懐かしいですねえ。
ベニー・ゴルソンのHPを開くと「Whisper Not」が流れ出し
ます。
[URL]
アンコールでは「Blues March」。
ただねえ,もう78歳ですって。
ちょっと演奏は厳しい感じでしたねえ。正直なところ。
管楽器は70過ぎるとダメなのかなあ。
ウエイン・ショーターはまだ元気そうですけどね。
まあ80近いんじゃしょうがないですわね。
コルトレーンの「Mr.PC」なんかもやったのですが,うー
む。
あの歳であれだけ吹けるのは凄いとも言えますが。
昔のプレイのイメージがありますからね。
ちょっと残念にも思うのですが,そんなことより,生きて
動いているベニー・ゴルソンを見られたというだけで感激
です。
このコンサートのチケットはかなり高価なのですが,これ
で少し取り返したかと思えるぐらいです(笑)。
私が生のベニー・ゴルソンを見るのはこれが最後になる
でしょうねえ。
私にとってはラッキーなブッキングでありました。
「Mike Stern Band featuring Makoto Ozone,Dave Weckl
and Chris Minh Doky」。
ここへきて,ベルギービールの酔いが回ってきまして,
途中何度か「ガクッ」と落ちましたが,いやいや相変わら
ず凄い演奏でした。
盛り上がり度合いでは一番盛り上がったんじゃないかな。
マイク・スターンはいつも通り凄いですが,小曽根真さん
も凄かったなあ。ずっぽりこのメンバーにハマってました。
デイヴ・ウェックルもじわっと老けてましたが,相変わらず
手が何本あるのかというぐらいのドラミング。
ベースのクリス・ミン・ドーキーも初めて聴きましたが,堅
実でありながらも物凄い技術で,いいですねえ。
マイク・スターンは全然変わらないですね。
年齢も国籍も不詳な超人ハルク顔。
しばらく彼の時代が続きそうです。
「TOKYO JAZZ 2007 SPECIAL SESSION」。
メンバーはRandy Brecker,Bob Mintzer,Mike Stern,Will
Boulware,Anthony Jackson and Dennis Chambers。
ランディ・ブレッカーは太りすぎ。
演奏中によちよち変なステップを踏むのは相変わらず。
デニス・チェンバースはやや老けて,見た目の凶暴さが更
にアップしておりました。海兵隊の鬼教官みたいな。
ボブ・ミンツァーとアンソニー・ジャクソンはなんだかおじい
ちゃんになってしまっておりました。
ボブ・ミンツァーは「よぼっ」としちゃって。
アンソニー・ジャクソンはぱんぱんに肥大して,座ってベ
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