2006かすみがうらマラソン
2006-04-18


まずレースに遅刻しましてね(笑)。
まあ慌ててもしょうがないので。
今回私は救護ボランティアってことになってまして,これは
具合の悪そうなランナーに声をかけて,無理そうなら中止
してもらって救護の車を呼ぶとかそういうことをするランナ
ーです。
オオゴトになるのを少しでも未然に防ごうということです。
救護ボランティアのナンバーカードには緑十字がプリント
されております。
救護本部の電話番号も書かれている。
ところが市外局番が無いんですね。
会場に到着して,まず受付のスタッフに市外局番を聞く。
私はいつも携帯電話を持って走りますから。
「029です。よろしくお願いします!」と言われまして。
そそくさと着替えて,荷物を預ける。
大遅刻ですと,荷物預かりもトイレも空いてていいですな
(笑)。
10分以上遅れてレース開始。
誰もいないの。当たり前だけど。
しかしNAHAでも荒川でも,号砲からスタートラインを通過
するまでに後方だと15分とか20分とかかかりますからね。
それよりはマシかもしれない。
ただ交通規制されたロードを一人で走るってのは妙な
気分でしてね。
沿道の応援も残ってまして(後で10キロの部なんかが走る
ので),「頑張れー!」って激しい声援を一身に浴びまして
(笑)。
大きなリアクションをしますと更に大声援になるんですな。
面白かった。
地元の中学生だと思いますが,コース案内の看板を持って
等間隔に並んでおりまして,その子たちも「頑張ってくださ
〜い!」などとかわいらしい声援を送ってくれる。
その子たちに「遅刻してもーた!」と叫ぶと大爆笑になりま
して。
一人のおじさんに「おい!大丈夫かー!」と声をかけられて,
このおじさんにも「遅刻しちまったよ!」と言うと「ダメだ,
こりゃ(笑)」と言われました(笑)。
こどもには「あきらめないで頑張れー!」とも言われました。
諦めちゃいないんですけどね(笑)。
沿道の人たちは,まさか遅刻野郎だとは思ってませんので,
私のことを極端に遅いおっさんだと見ているんですね。
まあそうなんですけど(笑)。
今回は救護だし,最後方から追い上げていった方が役割
を果たせるとも思いましたし,なによりこれは面白いですな。
できれば来年も救護で参加したい。
10分遅刻で(笑)。

2キロまでは全くの単独走。
あ,途中で私より遅刻のランナーが二人,猛スピードで
追い抜いていきましたっけ(笑)。
3キロぐらいでかなり年配のランナーを抜く。
物凄く遅いんですけど,ベテランぽいし足取りもしっかり
しているので,声はかけずに観察だけする。
その後には腰の曲がってしまっている女性のランナーが
いましてねえ。驚いたなあ。
伴走者がついておりましたので,こちらも感嘆して見送る。
そうこうしているうちに前方集団が見えてきましてね。
この集団は完走できるかどうかぎりぎりのラインにいる
人たちですので,注意して目を配る。
足がつってしまった人なんかもいまして。
声をかけて無理しないように言う。
もう少し頑張ってみると。できれば10キロぐらいまで行き
たいと。
こういうのを見ますと美しいなあと思いますねえ。
完走することだけがマラソンの目的ではないということを
思い起こさせてくれる。
ランナーを一人ずつひろって前に出ていくと徐々に壊れ
始める人が目立ってきます。
しっかり歩いている人はまだいいんですけど,座り込んで
しまっている人なんかは放っておけませんので声をかける。
まあ大体皆さん大丈夫とおっしゃる。
一人,おじさんが座っているので声をかけたら,大丈夫
だと。
血圧の薬を飲んだらくらっとしたと。
おっさん,降圧剤飲んでマラソンしとるんかい!
すげー人がいるなー。

続きを読む

[マラソン]

コメント(全1件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット