更に箱根駅伝を振り返る。
2011-01-05


とにかく今回は「山の神」柏原選手を擁する東洋大学の3連覇なるか,それとも早稲田が久しぶりの首位奪還なるかと。
そこに注目が集まり,実際大熱戦となった訳ですが,前の記事でも書きました國學院のアンカー寺田君が,こちらは「笑いの神」になってしまい,妙な具合に注目を集めることになりました。
5区で好走を見せた國學院主将の仁科君は,寺田君について「目立ちすぎ」と爆笑していたそうですが。
國學院は今回他にも,往路の山中で運営車(監督が乗っている車)が観客に突っ込むという事故を起こし,救急車で3人搬送されたそうで,いろいろとお騒がせなことになった。
私が謝る必要はありませんが,出身者として心苦しい。
しかしあれ,平地の広い道はともかく,白バイ,中継車,バイク,運営車がずらずらと走っている様は,特に山中ではテレビで見ていても危なっかしく映りました。
中継の定点カメラがあるところは観客も凄くて,車道に人が溢れてましたな。
ノボリや旗がランナーの頭をかすめるような状態も見受けられ,ああいうのはもうちょっとなんとかならないのかと思いましたが。
箱根駅伝は関東ローカルですが,ここから世界の舞台に出ていく選手もいる訳で,長距離選手にとっての重要な通過点になっている。ここでいい走りを見せれば大きなアピールになりますからね。
大会を気持ちよく存続していってもらう為にも,変なアヤをつけてもらいたくない。
なんだか駅伝や出場校と関係無いノボリや横断幕もありました。勘違いも甚だしい。浅ましい。
厳しい練習を積み重ね,勝ち上がってきた選手たちの大舞台なんですから,すっきりと走らせてあげたい。
あ,今回怪我をされた3人の方が悪いと言っているのではないですよ。それとこれとは別。
どんな状況だとしても車が人にぶつかっていい訳はない。
事故の状況も,調べてみたのですがよくわからない。

[URL]

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↑の二つの記事だと全然状況が違うんです。
とにかく事故を起こしてはダメです。運転者が悪い。
怪我をされた方の一日も早い回復をお祈り申し上げます。

さて,國學院の寺田君がやらかす前,1位が早稲田。2位が僅差で東洋。
2校とも大会新記録でしたからねえ。大激戦だった。
3位が駒澤。流石に実力ありますわ。
その後の4位争いも見応えありました。東海,明治がずっと競っていたのですが,ここは12秒差で東海が4位に入った。
その後ですよねえ。
6位争いが中央,拓殖で。
この中央のアンカー,塩谷選手の魂の走りにはしびれた。
もうかなり脚にきていたのだと思いますが,いつ転んでもおかしくない走りになってました。
拓殖の住本選手が迫ると,それでも引き離していく。
住本選手もラスト,きつかったとは思いますが,塩谷選手の走りは最後は蛇行するほどで,なんであれでスピードが出せるのか理解できない。
もう気持ちの走りでしたね。
4秒差の6位。これは価値ある6位でありました。
そして8位争いがさんざん書いている部分でして,ラスト國學院が抜けたかに見えたが,そういうことになりまして,8位日体大,9位青山学院,10位國學院と。
もう1校の城西は3秒差でシード権を逃した。
ウチのすっとこどっこいの後輩がやらかした時は城西としては期待が高まったでしょうが,またそのすっとこどっこいに差し返されるとは。
そんだけの脚残ってるならまっすぐ8位で入れよ!(笑)

もう一人,これもアンカーですが,印象に残ったのは19位の上武大学,地下翔太選手。
フィニッシュした後振り返り,コースに向かって深々と礼をした。

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[スポーツ]

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