全日本実業団女子駅伝2006
2006-12-17


見応えのあるレースでした!
三井住友海上の4連覇なるか,はたまたそれを阻止するのは
どこかというところでしたが。
結果は資生堂が悲願の初優勝。
弘山晴美選手は,3月の名古屋国際女子マラソンでも初優勝。
今年はいい年になりましたね。
弘山さんに優勝のゴールテープを切らせたいというチームの
思いが,三井住友海上をわずかに上回っていた結果と言って
いいでしょうか。
三井住友海上は,土佐礼子選手が先日の東京国際女子マラ
ソンで故障してしまったらしく,エースを一人欠いての出場でし
たが,流石の総合力。
ラストで弘山選手に離されてしまったものの,ルーキー大崎千
聖選手は果敢に食らいつき,見事な走りでした。
実力の2位ですな。

注目していたのはワコールの福士加代子選手ですが,今年
も大爆走でした。
去年はだいぶ順位の悪いところでタスキを受け,大雪の中
14人抜きを演じた訳ですが,今年は確か8位で受けて3位
まで上げました。
トップと1分半ぐらいのタイム差だったと思いますが,1分ぐら
い縮めました。
前半はいつもの笑顔でぶち抜いていましたが,後半は流石に
辛そうな表情になってました。
全部抜く気で走っていたのですね。
猛烈な追い上げでした。
タスキを6区の湯田友美選手に渡した後,「トモ,行け〜!」
と吠えてましたが(笑)。
インタビューでの炸裂コメントも期待していたのですが,なに
しろトップの三井住友海上と資生堂の争いが白熱していたの
で,そちらにカメラを割けなかったですね。
ワコールは4位。
福士選手は先日のドーハでのアジア大会10000mでぶっち
ぎりの優勝を果たしましたが,そこでは「カタールは金で有名
ということなので,金!金!金!と思って走りました」という
コメントを発したらしい(笑)。
来年は世界陸上がありますし,TBSの番組としても必ず福士
選手のコメントを押さえるでしょうから,大いに期待したいと
思います。
なかなか渋井陽子選手の10000m日本記録を抜けないの
ですが,どんどん凄くなってきて,国内では既に向かうところ
敵なしの状況ですし,更なる飛躍を遂げて頂きたいものです。

そういえば渋井選手のがらっぱち炸裂コメントを久しく聞いて
おりません。
来年,大阪を走るのでしょうが,ここで優勝すれば聞けるか
な。
10000mでのスピードを持っていて,フルマラソンに対応で
きる選手というのはなかなかいないでしょうし,今のマラソン
はそういう選手じゃないと勝てないと思いますので,渋井選手
には益々頑張ってもらわないといけません。
弘山選手が初優勝を飾った今年の名古屋では,渋井選手は
最初からガンガン飛ばし,積極的に攻めたのですが,後半
ペースが落ちて弘山選手にかわされた。
あれが後半落ちないようになれば,これは凄いことになる。
野口みずき選手に抜かれはしたものの,日本記録保持者で
あった訳だし,今でも日本人では2位だ。
来年,再来年の渋井選手の動向にも目が離せません。


おっと,忘れるところだった。
福士選手は右腕に,「潜在意識」と書いてましたね。
意味不明だ(笑)。
右手に「バク走!」,左手に「サイヤ人」と書いて走ったことも
あるらしい。
[マラソン]

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