名古屋国際女子マラソン
2006-03-12


いやいやいや。
マラソンで目頭が熱くなったのは去年の東京国際女子での
Qちゃん復活以来です。
渋井陽子選手が最初から飛び出しました。
記録が頭にあったのでしょう。果敢に攻めました。
テレビ画面に映った時,「おっ!」と思いました。
見事に体が絞れている。
これはやってくれるかなと期待も大きくなりました。
しかしなかなか甘くないのがマラソンでございます。
最初のペースを維持することはできませんでした。
今日は渋井選手の記録への思いより,弘山晴美選手の
初優勝への思いが勝ったようです。
弘山選手も見事に体が出来上がっていて,「これは!」
と思わせるものがありましたね。走る前から。
いやー,凄かった。
いい顔してました。
心よりおめでとうと申し上げたい。
しかし渋井選手のチャレンジ精神も素晴らしい。
結局,今回の渋井選手の飛び出し。
あの前半のペースのまま,42キロを走りきらないと世界
では勝てない訳ですよ。これからは益々そうなっていくこ
とでしょう。
実際,ラドクリフ選手が記録を出した時などは,今回の
渋井選手のペースよりはるかに速い。
前半から飛ばして,最後にそこから更に加速していく。
そういうレース運びができる選手がどんどん出てこないと
いけないと。
今回渋井選手はそれがうまくいきませんでしたけれども,
この挑戦は評価したいです。
いや,今回でも,最後減速しても普通なら勝ってます。
弘山選手の最後まで諦めない執念にかわされましたね。
素晴らしいレースでした。
ただでさえ他の選手に尊敬されている弘山選手ですが,
このマラソン初優勝で確実にその名を残し,後世に語り
継がれる名選手となりました。
37歳。
渋井選手は26歳だったかな。まだまだいけますね。
また優勝インタビューであの爆裂トークを聞かせてもらい
たいものです。
[マラソン]

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