快楽亭ブラック毒演会2
2005-09-18


2000万円の借金をかかえ,立川流を除名になった
ブラック師匠(破門じゃないから名前は使える)。
お江戸日本橋亭にて「新生ブラック」として独演会を
開催。その2回目。
昼の部,夜の部とあり,その夜の部に行って参りま
した。
演目は発表できないということで(お江戸日本橋亭
を出入り禁止にされかねない)現地でのお楽しみ。
その演目。
今更つつましくしてもしょうがないからそのまま書き
ますよ。
 
@「オマン公社」
A「人性劇場」
B「一発のオマンコ」
C「聖水番屋」
 
……。
タイトルだけでもいかにとんでもない落語会であるか
がわかります。
今日の高座で師匠は一体何度「おまんこ」と発した
ことでしょう。
その昔,川柳川柳師匠が東宝名人会という権威ある
落語会で「おまんこーっ!」と叫んだら,場内は凍り
つき,大問題になったそうなんですが,ブラック師匠は
もう普通に発音なさる。
まあ,私なども学生の頃はジャズをやってましたから,
そういう連中はもう滅茶苦茶ですので,はばかること
なく発音なされておりましたが。
某板金屋さんでも,車の部品が取り付けられなくて,
どうしたらいいかという問い合わせを電話で受けて
いたのですが,どうやらネジが合わないらしい。
「えー,それはちんぽの方ですか,まんこの方です
か?……,あーまんこの方ですか。そのまんこを
ですねえ,一度開きましてね」ってなんだかわから
ない。
 
@「オマン公社」は,売春を国営化するというお話。
お役所仕事で振り回されてもう大変というドタバタ。
落語家は扇子をいろんなものに見立てて使います
が,扇子をバイブにするのはブラック師匠ぐらいな
ものでしょう。
A「人性劇場」はご存知飛車角と吉良常。
飛車角が務めを終えてシャバに出てくる。
吉良常から金をもらい,五反田のイメクラに行くと
いう,……。
B「一発のオマンコ」は,これまたご存知「一杯の
かけそば」のパロディ。
貧しい身なりの親子が大晦日,当時でいうトルコ
風呂に現れ,お金がないので3人で一発のオマ
……。
これは涙なしには語れない,名作ですな。
C「聖水番屋」は,……。
説明するの面倒だからやめます(笑)。スカトロ。
 
まあ,死ぬかと思いましたね。
皇室ネタ,学会ネタ,差別ネタ,……。
ご自分で「言葉の解放区」と言ってましたが(笑)。
ああいうネタで笑っていられる私ら客はですね。
これはある意味,精神的にバランスがとれている
ってことですよ(笑)。
どうかな(笑)。
まあその世界にどっぷり浸かっていたら……。
なかなか笑えないでしょうからねえ。そうでもない
かな。
 
昔,寄席で「時そば」なんかの蕎麦が出てくるネタ
がかかると,終わってから近所の蕎麦屋が繁盛
したなんて話がありますな。
ブラック師匠の噺を聞いた後で,会場の近所の
風俗店が繁盛するということはないのでしょうか(笑)。
あ,私は行ってませんからね。今日は。
これで一つ繰り出すぐらいの勢いが出るように,
せっせと走って鍛錬しますわ。
[芸能]

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